矯正治療
鈴木歯科医院の矯正治療の5つの特色
- ●本院が開業して以来、20年以上当地で矯正歯科を行なっております。
- ●グローバルスタンダードな診断と矯正技術を用いて、患者様の不正咬合を、よく噛める健康な歯並びと美しい口もとに改善し、これを長期に安定させることを目指します。
- ●治療対象は男女を問わず、5歳のお子様からご年配の方まで各年齢のそれぞれのニーズに対応いたします。
- ●鈴木歯科医院では矯正歯科を専門に行う歯科医師が矯正歯科治療を担当します。
- ●矯正治療中は歯科衛生士が心を込めて患者様の口腔衛生状態を管理します。
矯正歯科治療の目的
矯正治療で改善できるのは、「審美性(見た目の美しさ)」と「機能性(よく噛める)」と「口の中の健康」です。矯正歯科治療は、見た目を良くするだけでなく、機能的な問題(噛み砕く能率、あごの運動、発音)を改善し、唾液の流れや歯磨きを容易にすることで口の中全体の健康も高めます。矯正治療はお子様のためだけのものではありません。80歳になっても美味しく食事ができる幸せのために、お子様やお孫さんとご一緒に矯正治療を受けてみませんか。
代表的な矯正装置
矯正装置は、小さいお子供には主として取り外しができる床装置(写真1)や拡大装置(写真2)や機能的矯正装置(写真3)などを使用します。永久歯が生えそろったら、矯正歯科の基本となるマルチブラケット装置(写真4)で治療いたしますが、当院では審美性に優れた目立ちにくいものを使用しています。また、インビザラインという商品に代表されるマウスピース矯正(写真5)は、取り外しができる手軽さや見た目が目立たないという理由で患者様のご希望が多いものですが、きちんと治りにくいという側面がありますので、症例を選んで使用します。
●写真1 床矯正装置
●写真2 拡大装置
●写真3 機能的矯正装置
●写真4 マルチブラケット装置
●写真5 マウスピース矯正装置
(商品名:インビザライン)
矯正治療のお勧め
体の器官はどれも大切ですが、歯の健康も全身の健康に影響を与えることがわかっており、歯周病と全身の病気との関係では歯周病菌が体内を巡り感染性心内膜炎や肺炎や早産を引きおこすといわれています。また8020達成者(80歳で自分の歯が20本以上あるかた)は、よく噛めて生活の質や活動能力が高く、運動機能や視聴覚機能が優れていることがわかりました。要介護者の方の調査でも咀嚼能力を改善すると日常生活動作が改善することが報告されています。
そこで高齢者の歯並びを調査したところ、8020達成者は歯数が多いだけでなく歯並びがいいことが解りました。もちろんこの年齢の方は矯正したわけではありませんが、矯正治療で歯並びを整えることが8020達成につながり患者様の健康に寄与できるなら矯正医としてこれほど嬉しいことはありません。
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
矯正歯科治療でも治療によるリスクや副作用が生じることがあります。治療によるリスクや副作用が生じた場合には都度対処させていただきます。
- ①最初は矯正装置による不快感や歯の痛みなどがありますが、次第に数日間から1,2週間で慣れることが多いです。なるべく弱い力で痛みが少ないようにしております。
- ②歯を動かすことにより歯の根が短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
- ③ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。また、歯の動き方には個人差があり、治療期間が延長する可能性があります。
- ④ごくまれに歯の神経が壊死することがあります。
- ⑤治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、ご自身による毎日の丁寧な歯磨きと定期的なメインテナンスが重要です。また歯が動くと隠れていたむし歯が見えてくることがあります。
- ⑥治療中にあごが痛い、口が開けにくい、関節雑音があるなどの顎関節症状が出ることがあります。
- ⑦装置の使用、顎間ゴムの使用、定期的な通院等で患者さんの協力が得られない時は、治療結果や治療期間に影響します。
- ⑧治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- ⑨矯正装置を誤飲する可能性があります。
- ⑩装置を外す時に歯の表面に微小な亀裂が入ったり、修復物が破損することがあります。治療後の状態に合わせて修復物やむし歯の治療をやりなおす可能性があります。
- ⑪装置が外れた後、保定装置(リテーナー)を使用しないと後戻りが生じます。
- ⑫予測できないあごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが大きく変化することがあります。
- ⑬治療後に親知らずが生えて、歯列が乱れる場合があります。
鈴木歯科医院矯正担当医の紹介
宮崎晴代
- 東京歯科大学卒業
- 博士(歯学)
- 日本矯正歯科学会臨床指導医(旧専門医)
- 日本矯正歯科学会指導医
- 日本矯正歯科学会認定医
- 東京歯科大学歯科矯正学講座講師
よくあるご質問
- Q.大人の矯正治療の特徴はなんですか?
- A.大人の矯正治療のメリットは、治療に対する意欲と協力度が高いので円滑に治療を進められることです。デメリットは、病気や歯の喪失、歯周病などによる制限があること、歯の動きが子どもより遅いことがあること、歯を動かすために抜歯が必要となるケースが多いことなどです。
- Q. 矯正歯科治療中に、妊娠しても大丈夫ですか?
- A. 妊婦さんの場合、抜歯やレントゲン撮影は避けておりますが、矯正歯科治療そのものには問題はありませんので、ご安心ください。
- Q. 矯正治療中にスポーツや楽器演奏はできますか
- A. 楽器の演奏はできますが、注意が必要な場合があります。矯正前にご相談ください。スポーツでは、口元に相手の腕や足が当たる可能性の高い、格闘技やラグビー、アメリカンフットボールといった種目には、装置をガードする歯科用マウスピースを併用して対応します。
- Q.指しゃぶりは咬み合わせを悪くすると聞きましたがどうなりますか?
- A.赤ちゃんは誰でも指をしゃぶりますが、幼稚園に入るころにはほとんどのお子さんが指しゃぶりは完全に卒業しています。指しゃぶりが長引くと、出っ歯、すきっ歯、前歯が咬まないなどの不正咬合になり見た目を悪くします。ご心配な場合は3~4歳からご相談ください。
矯正治療費の概要
- ●初診相談料:2,000 円+消費税 (2回目以降の相談料は1.000円)
- ●精密検査料および診断料:30,000 円+消費税
顔や口の写真、顎などのレントゲン写真を撮り、歯並びの模型を作成し、それらを分析して治療方針を決め診断を行う費用です。
- ●第一期治療費(部分治療:小児の矯正治療):300,000〜400,000 円+消費税
- ●第二期治療費(本格治療:永久歯列期の矯正治療):750,000 円+消費税
*第一期治療から第二期治療に移行する際には差額として350,000〜450,000 円を追加させていただきます。
- ●処置料:4,000 円+消費税
来院ごとにかかる費用です。
- ●定期観察料:4,000 円+消費税
すぐに治療を開始しない場合、顎の骨の成長や歯の交換を1年に1~2回、定期的に観察し治療のタイミングを計ります。この際、歯科衛生士による歯磨きの指導や口腔清掃を行います。
- ●治療内容により治療費が若干上下することをご了承下さい。
矯正治療費の概要
歯科の医療費控除とは?
医療費控除とは、自分や家族のために医療費を支払った場合、一定の金額の所得控除を受けることができる制度です。治療にかかった費用は医療費控除の対象になります。医療費控除は医療費の負担を軽減するために設けられた制度で、一年間に10万円以上の医療費が必要になった場合に所得税の一部が戻ってきます。本人及び生計を同じにする配偶者その他親族の医療費(毎年1月1日から12月31日までの分)を支払った場合には翌年の3月15日までに申告すると医療費控除が適用され税金が還付または軽減されます。